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Re:faintmemoryさんへお返事

faintmemoryさんへお返事 - takoponsの意味



なんかこちらが昔の事を一々覚えていてそれを言質に揚げ足を取ってやったゼみたいな形になってるようですが、例のコメントを書いた元々の動機は、本来今回の事故と直接関連のないこと(行為)を持ち出し、それをしている人に「自衛隊を責めることはできない」と書かれているのを見てなんか違うだろうと思ったからです。
実際のところtakoponsさん自身がいつもきちんと停まっているかどうかはたいした問題ではありませんでした。



まず、「お返事」の中で自身も停まらないことがあるという事について「注釈を添えようかなーと思ったのですがあえて書きませんでした」とありますが、それを実際に書いていたらあのエントリー(「危険な安全靴」)自体が成立しなくなっていたのではありませんか?

本当に書こうとしたか今となっては分からないけれど、道交法まで持ち出して「クルマに停止義務があります」と書いておいて、その直後に「でも実は私も停まらないことあるんだよね」では読んだ人はどっちらけですよ。少なくともその時点で論調は弱まらざるを得ないし、説得力もガタ落ちになる。そのことを懸念して敢えて書くのをやめたと推測されても仕方がないんじゃないでしょうか。


takoponsさんは、今回の事故と横断歩道問題はつながっていて分けて考えることができないと書かれていますが、たまたま「行く手を遮る」という形が共通しているというだけで、それをする人が今回の事故について語ろうとすること自体を批判するなんて、あまりにも考え方が飛躍しすぎていて個人的な思い込みの範疇でしかないと思います。
自分でそう思っている分には自由ですが、この理屈を盾に自衛隊批判をしようとする人の資格を問うなんて無理ありすぎです。


同じ理屈で言えば、イージス艦が必要な減速をせずに高速のまま直進して漁船に衝突したのであれば、普段自分は事故なんて起こさないと思いながら速度違反状態でクルマを走らせているドライバーに自衛隊を批判する資格なんてないとも言えるんじゃないでしょうか。

takoponsさんは歩行者の存在を無視して横断歩道を通過しようとするドライバーの“意識”を問題にされているようですが、速度違反だって周りのクルマや歩行者の存在とその安全を省みない意識の低い運転であることになんら変わりはありません。


一般に速度違反というのは交通違反の中でも軽く見られがちですが、それもあくまで程度問題。
速度が高ければ高いほど重大事故に繋がり、運が悪ければ自分以外の多くの人をも巻き込みその命を奪う可能性だってあるんです。
歩行者がいる横断歩道で停まらなかったことなんて、『ここでは書けないような速度で走って』いたことに比べたら全然たいしたことのない違反です。


わざと極端な表現をしましたが、少なくともtakoponsさん自身茶化して書いていますが、あなたも私と同じように速度に関して「ルール」を守られていない事に変わりはないですから。



最後に「信号のない横断歩道で停まらない問題」についてですが、これ自体ドライバーが停まろうと思ってもなかなか停まれない状況があるということをtakoponsさんご自身も十分ご存知のはずだと思うのです。

停止することによる被追突の可能性。自分だけが停止しても対向車が停まらなければいつまでも歩行者が渡れない現実。パッシングで対向車を停めようとしたってその意味さえ分からないドライバーの方が実際多いでしょう。
そして何より、このような実態があるからこそ、今まさに減速して停止しようとするドライバーに対して歩行者自らがクルマに対して停まらずそのまま行ってくれと手を振る事だってあるんです。私も何度か振られたことがあります。
更に、一々停まらずさっさと走り過ぎた方が逆に安全だったり歩行者にとって気持ちの上でも楽であるという状態もあるでしょう。


このような現実を十分知っていながらtakoponsさんが「このルールを守らずにクルマを運転している人は、乗組員を責めることはでき」ないと十把一絡げにして書く意図がよく分かりません。



私はこれからも歩行者のいる横断歩道で停まらないことが何度もあると思うけれど、それでも今回の事故について自衛隊を批判したいときには自由にするつもりだし、心も痛みません。

だって関係ないんだもん。

そして、速度違反も十分注意しながらそれなりの“節度を持って”続けることになるでしょう。それはそれ。自分が投げたブーメランと違うブーメランが飛んできたら、そのときは右から左に受け流します。


あと、私は誰から言われるまでもなく利己主義であることを既に認識しております。


以上です。