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Diaryではない何か。

入院/退院から入院給付金受け取りまで(虫垂炎の場合)


6月某日。
朝、へその下あたりに違和感。それが徐々に右下に移動しながら軽い痛みへと変わってくる。
痛みは段々強まってきている気がしたが、できるだけ考えないようにして昼食をとりその後やわらいだり強まったりしながら夕方、ついに我慢できなくなりこの時点で遅ればせながら盲腸を確信。


一瞬救急車が頭に浮かんだがギリギリ運転できそうだったので、自分でハンドルを握り時間外受付のある某総合病院へ直行。必要事項を書かされたり検温したりしながら1時間ほどしてようやく診察。
採血し、点滴と同時に“患者タグ”を装着され、そのまま車いすの人となる。
レントゲンを撮りそのあと初めてのCT。
ほどなく医師から入院を告げられ、動揺する間もなく寝ていたベッドごと押されて病室へ。
点滴が効き始めたのかこの時点で痛みは半減していたが、慣れない環境の中ほとんど眠れず翌朝を迎える。


入院2日目。
朝一で家族から“お泊りセット”を持ってきてもらい今後の話などしていたが、すぐに眠ってしまった。
医師からは抗生物質を投与しながら様子を見て手術をするかどうか決めると言われる。
腕、腹、背中等に痒みを伴う湿疹が出た(上の写真でも確認できる)が、抗生物質の影響とのことで我慢するしかない。


入院3日目。
特に変化なし。退屈で死にそうになる。痛みは患部を直接押さない限りそれほど気にならないほどまでに減少。経過が良いのでおそらく手術の必要はないだろうと言われ、とりあえずほっとする。


入院4日目。
この日の昼から食事が出されたが、ゆるゆるのお粥で不味くてほとんど食べられず、それ以外の汁物とおかずはしっかり全部いただいた。やっぱり相当空腹だった。
夜の検診で、もし退院したければ明日にでも退院していいですよと言われる。痛みはもうほとんど感じられなかったのでそうすることにした。


入院5日目。
退院当日。昨日のうちに午前中の早めに出ることにしていたので朝食は無しにしてもらっていた。
同室の他の患者さんに挨拶をして病室を出る。
5日分の薬と請求書を受け取り自分で車を運転して帰宅。


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入院日数5日。虫垂炎で手術なし。抗生物質による治療で請求額は約6万5千円だった。


自分が加入している保険は2つ。一つは掛け金の安い某共済組合。もう一つは大手生命保険会社のS生命。
それぞれに給付金請求の手続きをしなくちゃならない。共済組合の方に電話すると、すぐに請求用の書類を送ってくれると言う。給付金請求に必要な「診断書(入院証明書)」はS生命に提出する診断書のコピーで構わないとのことだったのでそうさせてもらった。
病院の医師に書いてもらう診断書は実はけっこう高い。今回入院した病院では1通3,150円。これを2通書いてもらうか1通で済ませられるかの違いはデカい。


S生命の方はインターネットで書類を請求してみた。必要事項を打ち込むだけで簡単に手続きは完了。サイトには印鑑証明書も必要書類として記されていたのだが、翌日電話して聞いてみたところ入院給付金の請求では必要ないとのことだった。


共済は電話の翌日。S生命は申し込み4日後にそれぞれ必要書類が届き、すぐにS生命の「入院証明書」を持って病院に行き、医療費の支払いを済ませると共に証明書1通を書いてもらうようお願いしてきた。
証明書は翌日受け取ることができ、病院の売店に直行して共済用にコピーを1枚(10円)取った。


2つ分の書類が揃ったところでポストに投函。あとは保険金(給付金)振り込みの連絡を待つだけとなる。


先に振り込み済みを知らせる封書が届いたのは共済の方。5日遅れてS生命からも届いた。
金額は、入院期間5日で共済組合が1日4,000円で合計2万円。S生命が1日1万円で合計5万円。


医療費プラス診断書の料金で合計約6万8千円。受け取った保険金の総額が7万円だから、実質ほぼトントンだったということになる。


入院中の出来事や気持ちの変化等、他に書きたいことも色々あったけど、全部飛ばして今回お金の話メインで手短かに書いてみた。少しでも誰かの参考になれば幸い。