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Diaryではない何か。

“著者”だってよ、俺。

はてなブログの「記事を書く」ボタンを約2年ぶりに押した。

週末はゲラ読み。誤植が無いか最後のチェック。

ゲラなんて言葉、自分には一生関係ないと思っていた。

 

来月、自分の本が出る。

2年前の自分のブログ記事で携帯を買ったのは、出版社の人との連絡用に必要だったからだ。

はじめてのケータイ

この年になるまで一度も自分の携帯電話というものを持ったことがなかった。

もしかしたらもう自分は一生使うことはないかもしれないと思っていたが、必要に迫られ遂に買いに行くことになった。

 

大型電機店で携帯電話の売り場を見ていると、30代後半ぐらいの女性店員さんが声をかけてきた。

乗り換えですか、とか聞かれて新規ですと答えた。そしてまるっきり初めてなんですと正直に答えたらぽかーんとした顔で驚かれた。

 

半信半疑のようだったが、こちらから「この値段は買い取りの値段なんですか?」「今の携帯ってみんな写真撮れるんですか?」「これインターネットもできるんですか?プロバイダー契約は?」「自宅の電話NTTなんですけど、どのメーカーの携帯買っても使えるんですか?」「テレビ見れる携帯って受信料払わなくていいんですか?」など、その時点で自分が本当に知らなかったことを質問していく内に、店員さんの顔がみるみるぱーっと明るくなって、「わたし今、すっごく楽しいです! ほんとに携帯初めてのお客様に会ったの初めてです!」と、まるで夢見る少女のようなキラキラした瞳で見つめられた。

 

保護者付添いの中学生とかお年寄りとかじゃなく、中年男が一人で来店してこんなことを言ったという意味で驚いたのだと思う。

 

この反応は自分としては正直ラッキーだと思った。もし若い店員から声をかけられ正直に携帯電話初めてなんですなんて答えたら、その瞬間ドン引きされ、あげくどうせ何も分からないだろうということで高い料金プランを勧められたりするかもしれないと本気で心配していたからだ。

 

そしてその瞬間、メーカーがどこであろうと「俺はこの人から買う」と心に決めたのであった。

 

その後も「押しボタンがないのがスマホ?」「ガラケーって何?」などの質問を幾つも重ねてようやくいわゆる普通の携帯電話を買うことにした。

料金プランも、電話とメールがメインで時々ネットという条件で最も適切なプランを選んでもらった。

 

会計も済ませ、その場で電話がかけられるところまでしてもらい、こちらからの最後の質問は、「市内に電話するのでも市外局番必要ですか?」だった。

 

帰り際、ありがとうございますの言葉とともに「勉強になりました」と言われた。

携帯電話のことを全く知らない客に対する接客の仕方を学んだという意味なのだろうと思う。

 

こちらこそ、本当にありがとうございましたと頭を下げて売り場をあとにした。

 

家に帰ってからも本当に分からない事だらけで、今現在文字の打ち方が分からない。

文字打てないからメールできない。自分のパソコンのGmailから携帯宛てにメールを送って、それへの返信にタイトル/本文なしの空メールを送った。ちゃんと届いて嬉しかった。

 

果たして人並みにケータイが使えるようになるのはいつになるのだろう。頑張るしかない。

 

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昔、あの人から褒められた件

今から丁度10年前の2003年。当時フジテレビのサイトの片隅に「千野志麻アナの 投稿!アートファイトクラブ」というミニコーナーがあった。千野アナが美術大学教授の協力を得て、一般から応募されたパソコン用壁紙を毎月ピックアップして紹介するというもので、その最終回で自分の作った壁紙がサイトに掲載された。

 

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当時、150万画素のデジカメで写真を撮ってはそれを元にパソコン用の壁紙をちまちまと作っていた時期で、偶然このコーナーを見つけて1回目の応募で掲載されてとても嬉しかったことを覚えている。

 

自分の旧パソのデータのサルベージ作業をしていて発見したのでエントリーにしてみた。

Googleリーダーから“竹”リーダーに引っ越した。

Google Reader が終わるっていうんで、feedly他いくつかの代替リーダーを実際に試してみて、自分の使い方に一番合っていそうな Bamboo Feed Reader をしばらく使ってみることにした。

 

Firefoxの新規タブで使える高機能フィード(RSS)リーダーアドオン「Bamboo Feed Reader」

 

基本的な説明は上のリンクに書かれているので、ここにはスタート時の最小限の設定とショートカットをメモ。

 

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インストールするとツールバーにフィードマーク(起動ボタン)f:id:faintmemory:20130322190004j:plainが表示される。

 

設定1. 自動更新を有効にする。

[Options]→[AUTOMATIC UPDATE]と進み、1番目と3番目にチェックを入れる。

インストール直後、ここにチェックが入ってなくて、いつまで待っても更新されず焦った。これで、Firefoxを開くと同時に最初の更新が始まり、その後は下のスライドバーで任意に設定した時間ごとに自動更新される。

 

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設定2. 未読フィードだけを表示させる。

左上の表示切り替え設定で、FilterのUnreadをクリック。

これで、未読フィードだけが表示され、フィードを読み進めると同時にどんどん消えていく。

 

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 ショートカット

[Del]キーを一回押すごとに、上から順に未読記事が一つずつ非表示にされていく。

Feed Reader 内でサクサク記事を読み進めることができる。

元ページまで行って読みたい時は、取り敢えず[Ctrl]+[Enter]で一番上の未読記事の元ページがバックグラウンドの新規タブで開くので、必要なだけ開いておいて後でまとめて読むのが便利。

ついったらーはリムーバブル

以下のエントリーへのブクマが100字を超えそうだったのでこちらにメモブクマ。
イヤならリムーブすればいいぢゃないなう - カナかな団首領の自転車置き場



自分的には気軽なつぶやき投下と情報収集がtwitterを続けている主な目的であり、コミュニケーションはその結果生じるものという考え。だからモニターの向こうに生身の人間がいるという意識はできるだけ持たないようにしている。


ユーザー数が増加するにつれてtwittermixiっぽく使おうとする人が増えてくるのは、流れとしては自然なんじゃないかと思う。
勝手につぶやいて勝手にフォローしたらいいんだよって言ったって、そもそもその「勝手に」という文化が日本人にはあまりなじみのないものだから。


ニッポンだろうがアメリカだろうが、最低限の礼儀作法が必要なのはどこでも同じだけれど、お手軽コミュニケーションを実現する為には、形式的な意味での「礼儀」「マナー」「挨拶」などが必要以上に重要視されるのはできれば避けたいところでもある。


一度でもリプライ等で交流があった場合はリムーブしにくいのも事実だけれど、実際問題フォロー数が増えすぎて読むのにストレスを生じるようにまでなっていたとしたらそれこそ本末転倒。だから一つの考え方として、誰かをフォローするという行為をメルマガの購読を始めるのと同じようなものだと割り切ることができれば、リムーブの際の精神的な負担は随分軽減されるんじゃないかと思う。


リムーブされる側にしても、お互い様という認識、感覚を持つことができればその後の他者との交流もずっと気楽にできるようになると思うのだがどうだろう。


「フォロー、リムーブご自由に」の表記は、自由なリムーブを問題視する見方もあるということを自ら認めることになるのでこの断り書き自体不要。“ホームページ”に「リンクフリー」とわざわざ書いていた頃の感覚とそう変わらない。



リムーブされたぐらいで傷つくんだったらプロフィール欄に最初から「無断リムーブ禁止」と書いておけばいいぢゃない。きっと誰もフォローしないからwwww もしくは同じ“文化”の人達が集まってきて、楽しいついったライフが始まるかもね。そうかもね。

TwitterのLists

今朝からTwitterで誰でもListsが作れるようになっていたのでちょっとメモ書き。


例えば自分の場合、ある人の「music」というリストに入っていたのだが、実際のところ音楽についてのつぶやきは最近ほとんどしていない。でもせっかく誰かのリストに入ったのだからちょっとはそれっぽいことも書いた方がいいのかな、なんて思ったりもした。
良く言えばモチベーションをもらえる。だが人によってはこれはけっこうなプレッシャーともなりそうだ。


またある人のリストの「panda」というテーマにも入っていたのだが、これは今現在の自分のユーザーアイコンがパンダのオブジェを写真に撮った画像だからピックアップされたのだろうと思う。
実際そのリストを眺めてみたが、上から下まで全部パンダ画像のアイコンで壮観だった。
で、瞬間的に冗談ぽく思ったのは「よし、アイコン替えてやろう!」だった。自分は見事に性格が捻じれているのですぐこんなことを思ってしまうが、人によってはこのリストに入ったが故にアイコンデザインを替えづらいと考えてしまうかもしれない。


物凄く大袈裟に言えば一種の「同調圧力」。このことについてもっと書いて!アイコン仲間だね!リストを作った側にしてみれば単に今日から始まった新しいサービスを使ってみたかっただけなのであったとしても、受け取る側の印象は様々だ。



実際このリストはノイズが多すぎてあまり役には立たないんじゃないだろうか。元々が「つぶやき」の集合体なので、一人のユーザーが同じテーマについて書き続ける必要自体ないのだから。
このリストに有効性を持たせるなら、それは特定のつぶやきをピックアップするためではなく、あくまでユーザー個人を分類する手段として。所属場所(居住地、職種など)をリストテーマにする以外あまり意味はないような気がする。



あと一つ、これはもしかしたらいかにも日本的なものなのかもしれないけれど「私をあなたのリストに入れないで下さい」という主張がされて、外すの外さないのであちこちトラブルが起こりそうな予感がする。
これが「無断リスト禁止問題」。うへー、またかよ。


こうしてtwitterは今後様々な属性の人をどんどん巻き込みながら更に混沌を深めていくのであった。おしまい。