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Diaryではない何か。

続・眞鍋のブログ

前回の「眞鍋のブログ」を書いた後、違う視点のエントリーを読む機会があったので“インスパイヤ”されてみた。


眞鍋かをりさんからトラックバックをもらえる可能性の高い方法


私自身は別に彼女のブログからトラックバックをもらいたいとは思わないけれど、ここで提案されているその為の方法というのがユニークだ。
その方法とは、各エントリーに付いたトラックバックをフィルタリングしたブログを作ること。


眞鍋のブログ自体がどうやったら閲覧しやすくなるのかという視点からだと、別ブログでトラックバックがフィルタリングされたとしても各エントリーそれ自体からゴミトラックバックが一掃されて軽くなるわけではないのでその意味においてのメリットはないかもしれないけれど、面白いことを考える人もいるものだなと思った。


ところでこの提言の中で、(ゴミトラックバックという)「ノイズを除去することで」アクセスを集めるブログを作ることができるのではないかということが書かれているのだけれど、実際問題あの中に眞鍋のブログを読みに来た人が合わせて読みに行きたくなるようなものが実際どれだけ存在しているのだろう。
タマネギの皮を剥くように、結局最後何も残らないなんてことになったら、その努力自体報われないものになりはしないだろうか。


少なくとも私自身は、今現在一つも読みに行くことはしてない。眞鍋本人の文章がいつも素敵すぎて、読み終わったあとはもうお腹一杯でそこに付けられたトラックバックにまでは興味が向かないのだ。

いくらフィルタリングされたとは言え、“一桁ゲッター”やら宣伝目的、或いはただ単に彼女のブログにトラックバックしてみたかっただけというような、中身のない山のようなトラックバックに常日頃からうんざりさせられているであろう多くの読者が、その中のほんのわずかな「お宝」を期待してわざわざ別サイトをブックマークしてまでアクセスしようとするだろうか。


それに現状、そのトラックバック数が時には3000を超えることもしばしばあり、その場合そこから例えば30個のトラックバックをピックアップしようとするならば、それだけで毎回99%をフィルタリングすることになるのだ。
恐ろしいまでの競争率の高さであり、彼女のところにトラックバックを送った人達が、自分のものがピックアップされる可能性などほとんどないであろうということを直感するならば、その時点で彼ら自身にとっても実質あまり魅力を感じられないブログになるのではないかと思うのだ。彼らの多くは自分自身のトラックバックにしか興味がないから。


で、結局このように考えてくると、このフィルタリングブログに関心を持つ可能性があるのは眞鍋かをり本人だけということになるのだが、それはそれで実際本人からのアクセスがあってリンクなんかもされちゃったりした日には、それこそ文字通りの目的達成と言えるのかもしれないけれど、もう一つの目的であったはずの眞鍋以外のアクセスをある程度集めて人気ブログになるということについては、その実現ははなはだ難しいものになるのではないかと思うのだがどうだろう。


そして、その段階から更に考えられる可能性について。
例えばこのフィルタリングブログが眞鍋かをり自身のブログで紹介されて知名度が上がったとして、そうなるとそれは彼女のブログに対するトラックバックを受け付ける場所が実質2つに増えたということにほかならず、本来彼女のエントリーに付けられるべきトラックバックが、直接フィルタリングブログのトラックバック欄に向けられることに繋がるのだ。
3000のトラックバックの中から見つけてもらうより、30の「お宝」にぶら下がる方がよほど効率がよいと考えるのは当然のことではないか。


万一これにより“本家”に対するトラックバック数が少しでも減るようなことになれば、トラックバック数日本一を誇り、その記録の更新を望んでいるであろう眞鍋にとって必ずしも歓迎すべき事態ではないと言えるのではないだろうか。

眞鍋&ココログ側にとってこのような“損失”を生む可能性が少しでもあると判断されればその存続すらも危ういものとなり、元も子もない結果になってしまうかもしれないのである。


しょうもない妄想はこの辺で。おしまい。


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