Faint::Blog

Diaryではない何か。

趣味は音楽観賞と読書です。あとブログを少し。

ウィンドバード::Recreation - 読書中に音楽を聴ける人と聴けない人
http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20060709/1152382791


このエントリーを読んで、ずっと昔に読んだある人のエッセーの一節を思い出した。
うろ覚えだけどこんな感じ。

近頃のニューヨークの最先端の若者達は、自分の部屋にいるときにはチャーリー・パーカーのレコードをかけながらペーパーバックの小説を読んだりしているんだよ、とニューヨーク帰りの知人が話していた。
でもそれを聞いて思った。チャーリー・パーカーを聴きながら、心が乱されずに読書をそのまま続けていられるなんて、なんて感性の鈍い若者なのだろうと。

「レコード」というのが時代を感じさせるけれど、当時これを読んだときには“激しく同意”した記憶がある。
パーカーはもちろんとしても、ジャズの、それも特にアグレッシブで創造性の高い演奏を耳にしてしまうと、そのフレーズをずっと耳で追ってしまってまったく読書どころではなくなってしまうのが普通だろうと思う。


音楽を聴きながら読書ができる人というのは、結局そこに流れている音楽を一時的にでも“聴いていない”状態があるから読み続けていられるのじゃないだろうか。
そういう意味で、逆に音楽があった方が勉強や読書に集中できるんだという人の気持ちが私にはよく分からない。


ちなみに私はそれがたとえどんなに小さな音量であっても、音楽を聴きながらブログのエントリーを書くことができない。でもそれはただ単に自分の集中力が極端に足りないせいなのだと思う今日この頃なのだ。


名盤JAZZ 25選~Historical Albums of The 20th Century チャーリー・パーカー・オン・サヴォイ~マスター・テイクス
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