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Diaryではない何か。

つれづれてみる

テレビドラマ。今クールは「バンビーノ」のみ。
第2回の途中、なんとなく録画を始めて吹石一恵の演技が良くてそのまま次の週から見ることに。
見ている人にしか分からない書き方をするけど、自分と恋人との間を引き離すことになるレストランを自分の目で確かめたくて予約もなしに一人で食べに行き、そのレストランの素晴らしさに感動して恋人と別れることを自分自身に納得させるシーンが良かった。


あと、ストーリーとは関係ないけど、レストラン脇にある番地表示「六本木八丁目」が実在しない住所だったり、戸田恵子演じる上得意様が乗りつける車のナンバープレートが「49-91(よく喰い)」になっていたり、ビデオで繰り返し見るとこういう遊びの部分まで気が付いてしまいこれはこれでまた面白かったりする。



NHK教育のマイルス特集は全4回のうち3回目までの放送が終わった。
ビ・バップ、そして「コードからモードへ」と次々その演奏スタイルを変えjazzを革新していくマイルスが60年代に行ったのはリズムの解放。


1曲の中でテンポが自在に変化し、時にそのリズムさえも消え、そしてまた遠くから霧のように立ち上がり少しずつ明瞭になるそのリズムが急激に速度を増し、激烈なトランペットが切り込んでくる。


先の第3回の放送分は60年代から70年代にかけての解説だったのだが、このリズムの革新を言葉で説明するのはとても難しいし、わずか25分の放送時間でいったいどうするのだろうと思いながら見ていたら、ものの見事にすっ飛ばしやがった。


64年当時の黄金のリズムセクションについては、その頃の演奏シーンをほんのわずか流しただけで、実際に60年代のアルバムとして紹介されたのは69年録音の「ビッチズ・ブルー」。ある程度予想はしていたけれど、せめてトニー・ウィリアムス(ds)の名前ぐらい出してほしかった。



今日、5月26日はマイルスの誕生日。久しぶりに棚の奥から「フォア・アンド・モア」(1964年録音)を取り出して針を落としてみようかと思う今日この頃なのだ。


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